子どもの気持ちにどれだけ寄り添えていますか?

親になるというのは、その立場になって初めてその大変さや責任の重さを痛感しますね。。そして、その時初めて自分の両親に対する感謝の気持ちも、改めて強く感じたりする経験を皆さんお持ちではないでしょうか。その立場に立ったからこそ分かることって人生の中で沢山あると思います。私達は誰もが、母親からおぎゃーと生まれ、子ども時代を過ごし大人になっていく過程は同じです。ただ、年齢を重ねる程に子ども時代の記憶は薄れていきますし、時代も変化し自分の子ども時代と今の子ども世代の教育の在り方や子どもを取り巻く環境も大きく変化していきます。そして、親になると子どもを立派に育てあげなくては…と、つい力が入りやすくなると共に、自分の果たせなかった夢を無意識に子どもへ託してしまったり、社会的に良しとされている成功の定義に当てはめて子育てをしてしまいがちになります。本来子どもは無限の可能性を秘めていますが、それは子どもが育つ環境に大きく影響されます。子どもの個性や感性を発揮できるようになるか?それはどういう環境で子どもを育てていくのか?それが、親として重要な役割になると思います。子どもは親の所有物ではなく、一人の立派な人格と尊厳を持った人間です。親がコントロールするのではなく、子どもが自分自身で選択できる、親や誰かの顔色を伺うことなく、まずは日々の小さなことから自分で決定することが出来る力を養ってあげたいですね。多くの親御さんが子育てで悩みを抱えていらっしゃいますが、それは常に親の目線(立場)で考えているからです。私達は子ども時代を経験しており、子どもの立場が分かる共感力を携えているので、子育てで悩みを抱えた時は、自分自身にとって人生の課題となっている部分が、子どもに投影されていると捉え、そこから親としての自己を知ると共に、子どもにとって本当の意味で望ましい環境や親子の関わりは何だろう?と、日々の忙しさに流されずに、一度しっかり立ち止まって考える機会を作ってみるとこれまで気づけなかったことに気づけるチャンスにもなると思います。

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